縛りを解く
社会に秩序をもたらすとか、攻め込まれない強い国を作るとか、いろんな大義名分で人間の心を縛っているが、その大義名分が崩れてきて、心を縛ることを正当化できなくなっていている。
心の縛りを解くと、一旦は混乱するだろうが、長い目で見れば幸せに繋がるはずだ。
心が縛られたまま見る世界と、縛りが解けた後に見る世界は別世界。
言葉が通じなくなるほど違う。
心を縛った人が集まる組織と、縛りを解いた人が集まる組織は違う原理で運営される。
社会も同じだろうな。
縛りを解くところから組織や社会は変わる。
それで、あちこちに縛りがあるから、一つ外れるたびに世界の見え方が不連続に変わる。
他の人の様子を見て、「まだ、自分に縛りが残っていそうだな」と気づく。
過去に受け入れた縛りは、そのときには、必要だったのかもしれないけれど、今は必要ないのであれば、解いていく。
いのちが、柔軟性を取り戻していく。