与贈工房物語⑥~プロジェクトの分配とチームの分配を調和させる~
プロジェクトの分配とチームの分配を調和させる
プロジェクトが複数回り始め、チームのメンバーが増えてきたため、収益の分配をどのようにするのかを話し合う必要が出てきました。
組織開発コンサルタントで、仕組み化が得意なてっちさんが中心になり、しっくりくる形を模索し続けました。
スタートから、この時期までやっていた方法は、
1)プロジェクトとチームとの分配比率を各自が入力し、平均値によって分配比を決める。
2)プロジェクトチーム内の分配は、それぞれが分配比率を記入し、平均値によって確定。
3)チーム7名(田原、さわ、てっち、スギオカ、アザミックス、浅井、中西)は、シェアリングバリュー方式で分配。
※シェアリングバリュー形式とは、原資をいったん等分配してから、それを各自にコメント付で分配していくやり方。
相互評価によって分配が確定する。
このやり方だと、プロジェクトに分配が偏る傾向があり、Webメディアを担当しているアザミックスさんや、会計を担当しているさわさん、秘書サービスとの繋ぎ役を担当している浅井さんに収益分配が少なくなる傾向がありました。収益を生むプロジェクトから、直接収益を生まない作業をしている人へお金が流れる仕組みをどうやって作るのかという課題を抱えながら、2ヶ月ごとに実験と修正を繰り返しながら、どんな仕組みがよいかを模索しながら進むことになりました。
ここで大切にしていたのは、以下の3点でした。
一緒に仕事をしている人同士の相互評価によって分配を決めること。
チーム全体のことを、お互いが考えて、循環を意図すること。
2ヶ月ごとに調整することで、1回の決定の重みを軽くすること