与贈工房物語⑩~ティール型リモートチーム与贈工房とは?~
ティール型リモートチーム与贈工房とは?
『ティール組織』を読んでみると、次の3つが柱として挙げられています。
1)自主経営 |
この3つは、与贈工房でも重要視されているものです。
プロジェクトチームは、各自が自分のど真ん中をやります。自分の内側を覗き込み、本当に自分が心の底からやりたいことをやります。そして、エネルギーが向かなくなったら、その場にしがみつかずに止めたり、場所を移動したりします。
そのためには、普段から各自が全体性を表現する対話が重要になります。常に本心を語ることができる場になっているからこそ、お互いの変化を感じ取ることができたり、自分の内側の変化を表現できたりするからです。
また、対話を通して与贈工房の全体性も意識するようになります。与贈工房というオンラインの居場所にいのちが宿ることで、いわゆる「二重生命状態」が生まれ、個のいのちと、居場所のいのちとを行き来する中で、個は、この場に存在している意味を見いだすことができるようになり、活力を得ることができるのです。それを実感することで、各プロジェクトは、お金にエネルギーを乗せて与贈工房内を循環できるようになります。
各自が、自分のど真ん中をやり、エネルギーが乗らないことはやらないを徹底していくと、自然と組織が進む方向が定まってきます。そのうちに、
なぜ、私たちは、こちらの方向に進むのだろうか?
ということが、後から、少しずつ見えてきます。
組織が点を打ちながら動いていくうちに、点が線となり、組織が進む道(タオ)が見えてくるのです。
与贈工房は、自らのチームにも与贈循環を起こしつつ、世界に与贈循環を起こしていきたいと思っています。
世界に存在している形に自分を当てはめていくのではなく、
自分の魂の躍動を最大化して生きていくというパラダイムの反転を、
自分たちが変化したいプロセスの一部になるところから始めて起こしていきたいと思っています。
2018年5月現在、与贈工房のメンバーは約20名。
約10個のプロジェクトが動いています。
新しいプロジェクトが、次々とキックオフし、新しい仲間が加わったり、プロジェクトの終了と共に離れるメンバーがいたりして、動的な安定を保っています。
オンラインで繋がり、信頼関係を土台にして生命的なリモートチームを自己組織化させていこうという私たちの実験は、まだまだ始まったばかりです。