2018年11月24日~自分がこの場に存在する意味
このブログはメールマガジン「与贈工房通信」を発行している「与贈工房」メンバー“佐藤さわ”が編集後記として書いたものを転載しています。 |
編集後記
与贈工房の佐藤さわです。
田原さんの文章を読んでいて思い出したんですが、
最初に与贈工房(らしきもの)を作るってことで声をかけてもらったとき、
なんで呼ばれたのかわからない、っていう状況が、何ヶ月も続きました。
それは、
「で、私はここで何をすればいいの?何を求められてるの?正解は?」という、
それまで長い人生で慣れ親しんだ、
「求められている役割をこなすモード」でいたせいだったと思います。
何ヶ月かたったのち、
「この場所で、自分が自分のままでいる」ができるようになってくると、
共創の渦に巻き込まれて、どんどん楽しくなりました。
そうなってくると、
「自分がこの場に存在する意味」なんて、わざわざ考えなくてよくなるんですよ。
実は、これは、とっても「楽」です。
この「楽チン感覚」は体験しないとわからないかもしれません。
みなさんにもぜひ、体験して欲しいなぁ・・・。
そのためにも、早く与贈工房を「イケてる」集団にして、
みんなに「こうやればうまくいくよ!」を示せるようにしたい~~!!
日々、実験は続いています!応援してくださいね!!
メルマガ原文
「パーソナルな共創体験の提供とは何か」
田原です。
今年の9月に参宮橋にあるカフェスペースAtlyaでイベントを行いました。
そこからのご縁で、Atlyaを運営している株式会社エモーヴ代表の
井尾さわこさんのオンラインサロンの企画を一緒に考えています。
彼女の個人ブランディングのコンセプト「ワタシクリエイト」は、
自分自身をくっきりさせていくところから始まります。
一方、よくある個人ブランディングは、
外側に「すてきな個人」というのがあって、
それになることでブランディングしようとしたりします。
井尾さんは、それを、
「港区に住むとか」
と表現していました。
自己組織化の観点からすると、
共創によるモチベーションは、
「自分がその場に存在する意味の生成」から生じます。
外側に作った「すてきな個人」という型を演じると、
その型が存在する意味が生成されるだけで
等身大の自分自身は取り残されてしまうので、
どんどん疲弊してしまって持続可能でなくなります。
等身大の自分自身を受容して、
等身大の自分自身として行動したときに
その行動によって引き起こされる様々な出来事が、
私たちにこの世界に存在する意味を生成してくれます。
そのような、周りとの関わりによって生じる存在の意味の生成が、
パーソナルな共創体験です。
一人だけが仮面を脱いでいて、
周りの人が仮面を被っていると、
共創体験は起こりません。
共創が起こりやすい場の設定や場のデザインがあります。
場を作る人が、仮面を脱いでそこにいることも必要になります。
場を作る人が、参加者の自由な動きを承認し、促進している必要があります。
これらは、見えにくいものですが、
考え抜いて準備を行い、
自分自身の在り方を整えておくことで、
共創が起こりやすい場が生まれます。
共創が起こりやすい場を提供し、
その場でそれぞれが等身大の自分自身として行動し、
周りの人との間に様々な協働が起こり、
「私がこの場に存在する意味」が生成され、
各自がパーソナルな共創体験をすることができる。
このような共創の場の提供が、
今後の価値提供の中心になってくると思います。
場の研究所の清水博先生は、
これを<いのち>の与贈循環と呼んでいます。
与贈工房という名前には、<いのち>の与贈循環が世界中の様々なところで起こるように、
世界に働きかけていきたいという願いを込めています。
◆12月から始まります
杉山仁美さんと一緒に立ち上げる
「いのちと繋がる共創起業家コミュニティサロン」
は、まさに「パーソナルな共創体験」を提供する場です。
起業家の理想像という外側の型にはまり、
世間に溢れている正解をやり続けると、
心身が傷んでしまって持続不可能になりがちです。
どこかでエネルギー切れを起こします。
だから、等身大の自分自身で行動することが本当に大事で、
そうすることで、周りで起こることを全身でキャッチすることができて、
エネルギーの循環が起こると同時に、
内なる声をコンパスにして進むことができるようになります。まあ、僕も悪戦苦闘中ですが、
「動き出せば、必要な人が現れ、必要な助けをしてくれるだろう」
という前提で未来を捉えて動けるようになったのが、
昔とは違うところです。
そして、実際に、道がどんどん開かれています。
11月19日に実施した無料説明会の録画視聴にこちらから申し込むことができます。
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