杉岡にとっての与贈工房

いろんな始まりはやはり3.11だったと思うんですね。中でも福一の事故。
あれで、既存の社会システムのおかしさが一気に吹き出て、「すわ、生命論的な(と当時は名付けられませんでしたが)社会が到来するはずだ」と思ったものの、みるみるうちに世論の目覚めは失速し、以前よりもさらに一層欺瞞と粉飾で糊塗された政治・経済システムがうごめく「日本」になってしまいました。

期待が大きかったからこそ、気持ちの落差も大きく、「えっ。なんでこうなるの…」と谷底へ転がっていく感覚を覚えたのが3年くらい前。
みなさん、そんな感じではなかったでしょうか?

でも、そこであきらめなかったよなぁ、と。
転んでもただでは起きないというか、谷底へ落ちていく過程でしかつめない薬草を手に入れていったというか、それまで知らなかった新しい技を身につけて、みんなが再び立ち上がってきたのがここ1年くらいじゃないかと思います。

そんなこんなのシンクロを(それこそ3.11直後からご縁の深まった、田原さんとさわさんに特に)感じて過ごしてきた、その一つのメルクマールがこの与贈工房だなぁ、と。
本当の飛躍は、これからだと思っています (^-^)