2019年1月19日

2019年1月19日
田原です。
ドラッカー研究者である西條さんの本を読んでいます。
なるほどなぁーと思ったのは、
「興味関心から価値が生まれる」
という部分です。西條さんが使っていた例は、
水たまりの価値都会で道路に水たまりができていても、
そこに興味関心がないので価値は感じないけれど
砂漠で喉が渇いているときに水たまりがあれば、
そこに大きな価値を感じるという話。客観的な価値があるのではなく、
それぞれの人の興味関心が最初にあり、
それに基づいて価値が生まれるということです。そういう意味では、
今は、多くの人の関心が、
物を所有することや、
地位を得ることよりも、
自分らしく生きることや、
自分が生きる意味を感じることに
シフトしてきているのではないでしょうか。興味関心が変わってくると、
価値を感じる対象が変わってきます。自分らしく生きることや
自分が生きる意味を感じることは、
どうやって得られるかというと、
自分自身の存在を世界に投げ込んで、
周りの人との間に生まれる関係性から得られるものだと思います。だからこそ、自分自身の存在を投げ込むことができる
コミュニティや居場所に価値が生まれてくるのだと思います。お互いが、自分の存在を投げ込むと、
特性の違いや、考え方の違いによって、
矛盾や対立が発生します。その居心地の悪い状態に留まり続けると、
同時には共存できないことが、
時間をずらせば共存できることに気づきます。ドラマが起承転結と展開する中で、
それぞれのフェーズで活躍する人が出てきて、
いろんな人がいたからドラマが展開できたのだと気づき、
自分と違う人の存在に感謝し合う関係が作れます。ドラマが即興的に展開することで、
共創的に自己組織化が起こっていきます。共創的な自己組織化が起こる居場所やコミュニティこそ、
これからの多くの人の興味関心の対象になり、
価値が生まれる場所になると私は思います。そこに人が流れていくことで、
いのちの存在が大切にされる社会へと
シフトしていくはずだと信じて活動しています。だから、共創的な自己組織化が起こる場の作り方を極めたい。
そう思って活動しています。
◆Zoom革命共創サロンのオンラインOST
OST(オープンスペーステクノロジー)は、
参加者の興味関心から活動を生み出すワークショップです。
それを、オンラインで実施したのは、おそらく、私たちが初めてです。 先日、第1回のOSTを行いましたが、
自分の関心のあることについて話すので、
参加者の皆さんは、とても大きな熱量で話されていました。それが、その人の生きる意味に深く結びついているほど、
その熱量は大きくなるでしょう。それぞれの興味関心から発生する活動が、
時間軸で展開されるドラマの中で、
一筆書きのようにつながっていく奇跡が、
共振共鳴している場では起こります。Zoom革命共創サロンで、
そんなドラマが起こっていくことを願っています。2回目のOSTは、1月28日の朝です。
参加費無料。
あなたの想いを持ち込んでください。